天気予報を見る
 
新聞購読申込
連載TOP > 連載 > ドリーマーズ > 記事詳細

連載

 
 
 

アートの乳母車でより元気な島になれば

オンバ・ファクトリー会長・大島よしふみさん

オンバ・ファクトリー会長・大島よしふみさん

2010/08/15

 目にした瞬間、笑みがこぼれる。瀬戸内国際芸術祭の中でも異色の個性を持つ作品だ。オンバ(乳母車)をアートにするプロジェクト「オンバ・ファクトリー」。チームの代表を務める彫刻家の大島よしふみさん(55)=高松市=に、意図や見どころを聞いた。
        ◇
 彫刻の意味は立体を作るだけでなく、それを置くことで周りの空間をどう変えるかにある。とすれば、難解な現代アートをのどかな島に持ち込んでいいのか悩んだ。でも何かしたい。そこで島に違和感なく置けるものをと着目したのが、島民の生活の必需品でもある乳母車だった。
  僕はみけんにしわを寄せてアートを見てほしくない。そうならないためには自分自身が楽しいと思うものを作ればいい。そんな中で思いついた今回のプラン。野良仕事のおばちゃんたちがアートな乳母車を押して島中を歩いている様子って、すごく面白くて、おしゃれだと思った。
  とはいえ、島の人には当然、抵抗がある。僕は何度も島に通って皆さんと話をした。やがて乳母車について語り合えるようになり、最近はアートにした乳母車を気に入ってくれている。少し派手かなと思う乳母車を喜んで押してくれる。今、17台の注文があって、順番待ちの状態だ。
  瀬戸の島々は過疎が進んでいるが、注目されることで何かが変わるかもしれない。人が来ると島の人が元気になり、するとまた人が来る。アートの乳母車が何をもたらすかは分からない。ただ、このゆったりした雰囲気をそのままに、より元気な島になるきっかけになればと願う。
  瀬戸内芸術祭が始まって1カ月。いろんな国から大勢の人が訪れ、おばちゃんがアートの乳母車を押しながら島中を歩いている様子を楽しんでいただいている。無機質な美術館ではなく、おじちゃんやおばちゃんが暮らす日常の中から、世界に向けてアートを発信できる。最高だ。

プロフィル

おおしま・よしふみ 高松一高、愛知県立芸大大学院修了。県内外での個展やグループ展で作品を発表。県展では知事賞を受賞し、審査員も務めた。県の観光キャラクター「青鬼くん」も制作した。

47CLUB(よんななクラブ)

47CLUB
全国の良質な品々を厳選してお届け

盆栽

盆栽
産地香川から盆栽文化をお届け

オンラインショップ情報

ショップ情報
オススメの買い物サイトをご紹介

讃岐囲碁サロン

讃岐囲碁サロン
ネットで世界の囲碁ファンと対局!

みみより新聞

みみより新聞
視覚障害者向けニュースサイト

住宅展示場情報

住宅展示場
家造りに関する情報盛りだくさん

健康新聞

健康新聞
元気な暮らしに役立つ情報を紹介

ちょこっと広告・パネット

パネット
四国新聞を伝言板として使おう!

求人情報紙・ジョブ

ジョブ
週刊発行!チラシタイプの求人情報

おりーぶ通信

おりーぶ通信
女性通信員のページ

▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.