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小豆島発アイデア勝負、伝統産業に情熱を傾け

ヤマロク醤油5代目・山本康夫さん

ヤマロク醤油5代目・山本康夫さん

2008/06/15

 約400年の歴史を誇る小豆島の醤油[しょうゆ]業。小豆島町には苗羽や馬木、安田地区を中心に醤油蔵や佃煮[つくだに]工場が連なる「醤の郷[ひしおさと]」がある。その中の一つ、ヤマロク醤油の5代目が山本康夫さん。伝統産業を受け継いだ経緯と愛情を注ぎ、情熱を傾ける醤油造りへの熱い思いを聞いた。
  小さいころは家が醤油屋と気付いていなかったくらい。特にしたい仕事もなかった。大学卒業前、やはり家業を継いだほうがいいのかと親父[おやじ]に話したら「こんなしんどい商売もうからん。外で働け」と一言。素直に地元の佃煮メーカーに就職した。
  仕事は営業職。都会でセールスをしたが、いいものでも値段が高いと売れない。次第に「安ければいいのか。値段ばかりいうところに売りに行きたくない」との思いが強くなった。その時に思い出したのが父。親父のこだわりを知っていたので売りに行くのではなく、買いに来てくれる商品が作れるのではないかと、島に戻る決意をした。
  「人は醤油を作れない。醤油を作るのは菌。人はちょっとその仕事を手伝うだけ」が親父の口癖。発酵したときの混ぜ方も「よっけ」とか「ざっと」としか言わなかったが、3年目から発酵のメカニズムも分かってきた。
  主役は菌。諸味[もろみ]は樽[たる]によってくせがあり、色も香りも違う。子どもを手塩にかけて育てるようで楽しくて仕方ない。3年前には自分なりの味もでてきた。
  地方でもアイデア次第でチャンスはある。心満たされる部分が多い分、仕事もしやすい。自然や特産品がいっぱいある小豆島がとにかく大好き。今のままずっとこの島で、醤油造りを続けていくのが夢。そして、次の世代に菌や蔵、樽を伝えていきたい。幼稚園に通う息子が「醤油を造る」と言っている。何よりうれしい6代目の言葉だ。

プロフィル

やまもと・やすお 1972年生まれ。名古屋学院大卒業後、地元の佃煮メーカーに就職。29歳で家業を継いだ。多くの人に小豆島を好きになってもらいたいと、醤油プリンの開発や茶屋造りなど、信条の“ザ・ファースト”精神で新しいことに挑戦。ブログでも情報発信している。

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