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2014秋季四国地区高校野球県大会 これまでの試合結果

【評】観音寺中央 好機生かす 志度、力投右腕援護できず

 ▽準決勝(第2試合)
 
志   度
観音寺中央 ×

▽三塁打 三好、冨田将▽二塁打 宇山▽犠打 志5(流2、久米川、太田、井原)観2(大喜多、橋本)▽盗塁 志0観0▽失策 志2(冨田泰、児玉)観2(大喜多、藤井)
▽審判(球)西池(塁)横田、永山、浜岡
▽試合時間 2時間6分

 【評】少ない好機をものにした観音寺中央が競り勝った。0―2の四回、1死一塁から三好の中越え適時三塁打で1点差に迫ると、続く橋本がスクイズを決めて同点。六回は相手野手陣の挟殺プレーが乱れる間に勝ち越した。右腕藤井は7四死球と制球に苦しみながらも要所を締め2失点完投。

 志度は右腕井原が直曲球の切れが良く8回3失点と力投。打線は三回に1点を先制、四回には井原のスクイズで加点したが、以降は好機にあと一本が出ず、守備の乱れも響いた。

志度痛恨のエラー連鎖
 志度は六回にエラーが連鎖して決勝点を与え、19年ぶりの決勝進出はならなかった。打線も10残塁と一押しを欠き、主将の冨田将は「1年の井原がしっかり投げてくれたのに援護できなかった」と声を落とした。

  同点の六回は無死二塁から相手の送りバントを井原が素早く三塁へ送球。二走は三遊間に挟んで仕留めたが、二進を狙った打者走者をアウトにしようとしたプレーで捕球ミスと悪送球が絡んで一気の本塁生還を許した。

  敗れはしたが、井原の好投は3位決定戦に向けて明るい材料。主戦桑嶋との二枚看板の右腕は序盤、体が開き制球に苦しんだが、後半はテンポよく投げ込み2安打完投。背番号10は「しっかり自分の投球ができれば抑えられるという自信になった」と収穫を口にし「3位決定戦で投げる機会があれば後半の投球を最初からしたい」と誓った。

スクイズ大きい
 観音寺中央・土井裕介監督の話
 2点目のスクイズが大きかった。藤井も球がばらついていたが、悪いなりにまとめてくれた。決勝の英明は投手陣が良いので思い切ってぶつかっていきたい。

精神的弱さ出た
 志度・石丸達也監督の話
 井原はよく投げたが、打線がチャンスで打てなかった。六回の守りのミスは精神的に弱いところが出た。3位決定戦はきょうの反省を生かし切り替えてやりたい。

打線2安打もここ一番で集中力 連投藤井2失点完投
 準々決勝で五回コールド勝ちした打線がわずか2安打。主戦藤井も6安打7四死球と再三得点圏に走者を背負った。それでも競り勝った観音寺中央。土井監督は「ワンチャンスで点が取れ、藤井もよくしのいだ。勝負強さがついている」。一戦ごとにたくましさを増すナインに目を細めた。

  勝負どころで集中力を発揮した。打線は勝ち越しこそ敵失で挙げたが、同点劇は鮮やかだった。

  2点を追う四回、1死一塁から三好が中越えにチーム初安打となる適時三塁打。前の打席で好機に凡退していた5番打者は「相手投手の変化球が良かったので狙うと打ち損じる。真っすぐ一本に絞った」。狙い通り、初球の122キロの高めの直球を完璧に捉えた。流れをつかむと6番橋本も「絶対成功させる」と、一塁線にスクイズを決めて試合を振り出しに戻した。

  連投の藤井は直球主体の投球で2失点完投。七回の粘投は見事。先頭打者に三塁打を許したが、「自分の投球をすれば抑えられる。バックも守ってくれる」と、開き直って腕を振り、上位打線を封じた。最終回は2四球などで1死二、三塁のピンチを招くが、ここは内野陣が冷静だった。機転を利かして隠し球を成功させて二走をアウト。相手の勢いをそいだ。

  頂点まであと1勝。選抜優勝につながった1994年以来、20年ぶりとなる県制覇へ向け、藤井は「自分のベストの球を投げて優勝を目指す」と力強く宣言した。

【観音寺中央―志度】4回裏観音寺中央1死三塁、橋本が同点となるスクイズを決める(投手・井原(10))=レクザムスタジアム

【観音寺中央―志度】4回裏観音寺中央1死三塁、橋本が同点となるスクイズを決める(投手・井原(10))=レクザムスタジアム

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