一戦必勝。もらうぞ初戦―。9日の1回戦第4試合(午後4時開始予定)で智弁学園(奈良)と対戦する尽誠ナインは8日、吹田市の日本生命グラウンドで投攻守の最終チェックを行い、同校として5年ぶり、県勢としては2年連続の初戦突破に闘志をみなぎらせた。
午前中の開会式を終えた時点でナインの意識は初戦に集中。古川主将は「(開会式は)不思議なほど緊張しなかった。早く試合がしたい」と気合十分。いったん宿舎に戻った後、午後3時から練習に臨んだ。
練習は試合開始時間を想定してスタート。ウオーミングアップなどの後、まずは走者を置いたシートノックで内外野の連係を重点的に確認。捕手馳平からの指示が行き渡り、外野から最短距離の返球が内野に戻されるなど、軽快な動きを見せた。
続いて2カ所に分かれてフリー打撃を実施。相手右腕を想定して右の投手陣がマウンドに登り、山下、高尾、古川ら県大会で好調だった核になる打者が芯(しん)でしっかり球をとらえていた。
投手陣は打撃練習の後、ブルペンに移動。左腕藤井、右腕岩崎らが捕手を座らせてそれぞれ30―40球、持ち球のすべてを投げ込んだ。先発が濃厚な藤井は「県大会より格段に切れはいい」ときっぱり。県大会3試合で好救援した岩崎も「調子はさらに上がっている」と笑顔を浮かべ、万全の仕上がりをアピールした。
戦力は互角全員で戦う
下山優監督の話 投打ともに順調にきたが、試合でミスは必ず出るもの。その後をどのように戦うかが勝負の分かれ目になる。県大会のように全員で声を出し合い、必死になって戦うことが一番大切。戦力は互角と見ている。
尽誠ナインはいい人ばかり プラカード嬢・菅原さん
○…開会式の入場行進で、尽誠のプラカード嬢を務めたのは西宮高2年の菅原日佳里さん。古川主将にお守りと「頑張ってください」というメッセージ入りの手紙を渡し、「みんないい感じの人ばかり」とはにかんだ。
同校では女子バレーボール部のマネジャー。高校野球ファンでもあるが、尽誠の名前を聞くのは「初めてです」と笑い、「部活と重ならなければ、必ず応援に行きます」と話していた。
開会式から
田山校長ら行進見守る 「一戦必勝。勝機ある」
○…開会式の大観衆が見守る中、尽誠ナインは馳平捕手のかけ声に合わせ、足並みのそろった行進を披露。一塁側スタンドでは、県高野連の斉藤会長(琴平高校長)をはじめ、尽誠の田山校長、下山監督ら県高野連関係者が見守った。
斉藤会長は今春、就任したばかり。副会長だった昨年は香川西の試合を観戦したが、開会式は初めてで「観客がすごい。さすがに国民的人気を誇るスポーツ」と迫力を肌で実感。趣味のカメラにナインの勇姿を収めながら拍手を送り、「優勝を狙ってほしい。多くの人が願っている」と快進撃に期待を寄せた。
田山校長はナインの表情を見て「硬さはないようだ」と一安心。「生徒が言うように一戦必勝。勝機はある」と9日の智弁学園戦を心待ちにしていた。
尽誠ナインひとこと
藤井勇也投手 相手のことは考えない。調子はいい。球が低めに集まっている。
馳平直也捕手 甲子園は気持ちいい。ここで試合ができることがうれしい。
木内和也一塁手 体が軽い。相手は打つチーム。まずはしっかり守りたい。
山下龍二二塁手 絶好調。球がよく見えている。普段通りにできるかだけ。
高尾勇気三塁手 打つことも大切だが、まずは守備。どんな打球でも抑える。
織部勇太遊撃手 打撃に少し不安があるが、どんな形でもチームに貢献する。
沢田大蔵左翼手 調子はまずまず。チーム全体はいい状態。勝つしかない。
古川智大中堅手 試合がすごく楽しみ。みんな調整はうまくいっている。
赤穂大樹右翼手 試合のイメージはできた。風が難しい。飛球は注意しないと。
岩崎彰陽投手 いつでも準備はできている。気持ちで向かっていきたい。
坂田幸祐投手 肩が開いていたが調整はできた。大丈夫。いつでもいける。
登野克俊投手 いい雰囲気、いい状態できている。普通に戦えば勝てる相手。
岡本藍掌捕手 やってやろうという気持ち。ピッチャーはみんな硬さがない。
江本竜内野手 試合前は緊張すると思うが、それを楽しみたい。
松木拓馬内野手 気分が高まってきた。試合はもっと盛り上がる。楽しみ。
杉山純内野手 相手は体があり、強そうだが、僕らの野球をすれば負けない。
白川勇輔外野手 気持ちが高まってきた。調子はいい。全球フルスイングする。
高島光紘外野手 試合の状況に応じた攻守を見せる。足で勝利に貢献したい。 |