第89回全国高校野球選手権大会は8日に甲子園球場で開幕する。スポーツ特待制度問題に揺れる中、地方大会を勝ち抜いた49代表校による熱い戦いがことしも始まる。開会式は午前9時開始予定。昨年、初の全国制覇を達成し今年は西東京大会で敗れた早実を先頭に、駒大岩見沢(北北海道)、史上初の4年連続決勝進出を狙う駒大苫小牧(南北海道)と、北から南の順に行進する。選手宣誓は前橋商(群馬)の樺沢健主将。行進の先導役は門前(石川)の上浜翔太郎主将、始球式は夕張(北海道)の小湊裕毅主将が行う。開幕試合は18度目の出場の福井商(福井)と夏の甲子園は2度目の佐賀北(佐賀)、24年ぶり出場の興南(沖縄)と岡山理大付(岡山)が第2試合。関東勢同士の文星芸大付(栃木)と市船橋(千葉)が第3試合で顔を合わせる。
2日後に迫った智弁学園(奈良)との1回戦に向け、尽誠ナインは7日、午前中の開会式リハーサルに参加した後、午後3時から大東市立龍間運動広場野球場で練習を行った。
開会式のリハーサルで行進したナインは「気持ちが一気に高まった」(馳平)と、9日の初戦に向け、闘志に火がついた様子。午後からの実戦形式中心の練習では、ナインは本番さながらの厳しい表情で機敏な動きを見せた。
時間を割いたのはシート打撃。スタメン候補を守備につかせ、走者を置いた実戦形式で行った。「守り勝つ野球」を掲げるだけに守備面の仕上がりは順調そのもの。捕手馳平が二盗を刺したり、左中間を抜けた長打に対して素早い連係で三塁進塁を阻止するなど完成度の高いプレーを披露した。
マウンドには、エースの左腕藤井をはじめ、右の岩崎、坂田らが登り、1人当たり6―8人と対戦。藤井は1安打された以外はぴしゃりと抑え、岩崎、坂田も切れのいい球を投げ込んだ。下山監督は「3人とも調子は良さそう」と満足そうに話し、ブルペンではフォームの最終チェックに力を入れていた。 |