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2007秋季四国地区高校野球大会 これまでの試合結果  
 【評】寒川打線爆発4強 高知商の反撃振り切る
 
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 ▽準々決勝(蔵本・第1試合)

 
寒 川
高知商
 

▽三塁打 山田▽二塁打 松村拓2、岡崎、中村、沼野、川崎▽犠打 寒4(松村和2、山口、山田)高1(舟谷)▽犠飛 寒1(沖原)高0▽盗塁 寒1(松村拓)高1(佐竹)▽失策 寒1(山田)高1(舟谷)▽暴投 梅原、井沢
▽審判(球)上田(塁)増富、福谷、木下
▽試合時間 2時間11分

 【評】寒川は制球に苦しむ右腕馬詰を好調な打線がカバー。13安打で効果的に得点を挙げ、追いすがる高知商を振り切った。

  寒川は高知商の先発左腕小松太のストライクを取りに来る球を積極的に狙い打った。一回、先頭松村拓の右翼線二塁打を足場に沖原が中犠飛。わずか4球で先制点を奪った。

  勝ち越された直後の三回は一死から松村拓が左前打。松村和の投前への送りバントが安打となり、沖原、中村、沼野の中軸も長短打で続いた。さらに安部の四球を挟み、山田が初球の真っすぐを左中間に運び2点三塁打。6連続長短打で計5点を挙げ、主導権を奪い返した。

  中盤は得点が止まったが七―九回、先頭打者が出塁し、手堅く加点。9―3にリードを広げ、九回裏の高知商の反撃を2点に抑え逃げ切った。

  立ち上がりに精彩を欠いた馬詰は二回から毎回の9奪三振。調子を上げたものの、与えた8四球から失点を重ね、打線の援護がなければ危なかった。

責任は果たせた
  寒川・宮武学監督の話
 (県1位代表として)責任は果たせたかな。打線は真ん中から低めの球を積極的に打たせた。終盤に3点が取れてラッキーだった。野手は予定通り。馬詰も投げ切ったことは次につながる。うちは弱い。次も相手の胸を借りるだけ。

相手が強かった
  高知商・岡村英人監督の話
 力負け。相手が強かった。攻めは思い通り。低めのスライダーを捨て高めの球を狙った。三回の守りで小松太を続投させたのは、2死だったので抑えてほしかったから。終盤、送られ、走られ、そつのない野球をやられた。

初の甲子園へ一歩前進
  創部33年目。四国大会初出場の寒川が県1位代表校の「ジンクス」を打ち破り、各県代表3校制になって初の白星を挙げた。宮武監督は「産みの苦しみ」「しんどかった」と言いながらも、ホッとした表情。チーム初の甲子園へ一歩前進したことを素直に喜んだ。

  宮武監督が今後の戦いもにらみ、こだわったのはエース馬詰の完投。「大きな大会で完投したことがない。技術的な問題でなく、精神的なもの。自信をつけさせてやりたかった」。

  今大会でも前評判の高い右腕。しかし、馬詰は「緊張して調子はいまひとつ。腕が振れなかった」。勝負球となる縦に鋭く落ちるカーブの制球が利かず、一、二回で計2失点。四球で出した走者をわずか2安打でかえされてしまった。

  この悪い空気を吹き飛ばしたのは打線だった。特に切り込み役の1番松村拓が2本の二塁打を含む4打数3安打。「攻めることだけ。塁に出ることだけを考えた」。一回は試合開始のサイレンが鳴りやまないうちに初球の真っすぐを右翼線に二塁打。三回も真っすぐを狙い、左前打で反撃の口火を切った。

  「馬詰を早く楽に投げさせてやりたい」というナインの気持ちはつながった。松村拓から6番安部まで全員が出塁。続く山田は「打撃の調子が悪く、思い切っていくことだけを考えた」。二死一、二塁で狙い通り初球の真っすぐを強振。2点三塁打で決定的なリードを奪った。

  打線の強力な援護で尻上がりに本来の投球を取り戻した馬詰。ただ、6点リードで迎えた九回は「気持ちの緩み。早く終わらせようと、置きにいってしまった」。反省点は尽きないが、「いい勉強になった。次は力を抜いていきたい」。甲子園への切符を確かなものにするため、さらに気持ちを奮い立たせていた。

 

【寒川―高知商】3回表寒川2死一、二塁、山田が2走者を迎え入れる左中間三塁打を放つ=蔵本球場
【寒川―高知商】3回表寒川2死一、二塁、山田が2走者を迎え入れる左中間三塁打を放つ=蔵本球場
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