香川、岡山両県の島々を舞台にした現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の実行委員会は7日、アジア各国の優れた都市景観を表彰する今年の「アジア都市景観賞」に、同芸術祭が内定したと発表した。島々の歴史・文化にスポットを当て、芸術家と住民が一緒に作品製作に取り組むなど、地域ににぎわいをもたらしたことが評価された。

 10月に中国・銀川市で行われる授賞式で正式に受賞が決まる。同賞の受賞は県内では初めて。

 同賞は、都市化や居住に関する問題に取り組む国連ハビタット福岡本部などが2010年に創設。これまでに国内からは、モエレ沼公園(札幌市)や倉敷美観地区(岡山県倉敷市)などが受賞している。

 今年は8カ国49件が応募し、6カ国15件の受賞が内定した。国内からは瀬戸内国際芸術祭のほか、福岡市や宮城県女川町、松山市の取り組みが選ばれた。

 同芸術祭実行委は「『海の復権』を掲げて始まった芸術祭の趣旨や地域活性化の取り組みが評価されたことはうれしい。来年の第4回芸術祭に向けて弾みがつく」としている。