瀬戸内国際芸術祭実行委員会(会長・浜田知事)は23日、高松市内で総会を開き、2019年4~11月に開催する第4回芸術祭の実施計画を決めた。アートプロジェクトの充実に加え、県産品などのものづくりに光を当てるほか、人と人が交流する機会を増やすことで人と地域の結びつきを強め、地域全体の活性化を図ることを目標に掲げた。この日までに参加が決まった、現代美術家の日比野克彦さん=東京都在住=ら作家22組も発表された。

 総会には関係市町や経済界、大学関係者ら委員42人が出席。次回実施計画案や18年度の事業計画案を承認した。

 次回実施計画では、アートプロジェクトの展開方針を会場別に示し、地域の特色を強めることを確認した。高松港周辺では、一帯が地域のショールームになるよう工夫をすることや、ものづくりを見せる拠点を整備。交流を図るための取り組みとしては、島と島を結ぶ人的ネットワークの形成を支援するほか、アジア各国の美術関係者や行政の担当者らが集うフォーラムの開催も決まった。飲食、宿泊施設の運営や作家の活動支援など芸術祭を支える人材の育成にも取り組む。

 今回、参加が決まった作家は5カ国22組。第1回芸術祭から参加する日比野さんに加え、同じく現代美術家の塩田千春さん=ドイツ在住=の参加も決まった。県関係では、高松市出身のアーティスト宇川直宏さんが公式イベントを世界に発信するプロジェクトを実施する。

 18年度は開催に向け、作家の選定などの準備を行う。前回芸術祭の参加作品の継続展示やイベントを行うことも申し合わせた。

 第4回芸術祭は来年4月26日~11月4日に春・夏・秋の3会期、計107日間開催。前回同様、香川、岡山両県の12の島と高松、宇野港周辺が会場となる。