伊吹島の魅力、まるごと体感―。観音寺市沖の伊吹島でこのほど、「伊吹がもっと好きになる!」と銘打ったイベントが開かれ、市内外からの参加者約30人が島を周遊するクルージングや島内の名所巡りを通じて伊吹の魅力を再認識した。

 イベントは、2019年の第4回瀬戸内国際芸術祭に向けて、会場の一つ伊吹島の面白さをアピールする機会をつくり、来島客を増やそうと、市が3日に開催した。

 一行には瀬戸内海歴史民俗資料館の田井静明館長=観音寺市出身=や地元ガイドとして伊吹島研究会の三好兼光さんが同行。まずチャーター船に乗って島の回りをクルージングし、海上から石門(島の北西端にある海水の浸食によってできた穴。門のように見えることからこの名がついた)やイリコの加工場が並ぶ島特有の風景を堪能した。

 島内では、島の民俗や伝統行事に関する資料を展示する民俗資料館や四国八十八カ所霊場に見立てた島内の石仏を巡る「島四国」の泉蔵院や西の堂を訪ねるなど、思い思いに島歩きを楽しんだ。

 昼食には郷土料理の菜飯などの手作り弁当に舌鼓を打ち、前回芸術祭の出展作品「イリコ庵」などを見学した際には周囲の清掃活動も行った。参加者は「伊吹島の良さを実感した。海が近く穏やかで、島の暮らしにも興味が湧いた」などと話していた。