18日に来県した皇太子さまは午後から、香川、岡山両県の島々を舞台に3年ごとに開かれている「瀬戸内国際芸術祭」に出品されたアート作品や、世界的彫刻家のイサム・ノグチの石彫作品などを鑑賞された。

 午後2時40分ごろ、皇太子さまは高松市サンポートに展示されているヤシの実をイメージした作品を鑑賞した。説明役を務めた同芸術祭の北川フラム総合ディレクターに「中で何かをされるのですか」「どうやって作りましたか」などと質問したほか、「島が元気になっていいですね」と瀬戸芸の盛り上がりに関心を示していた。

 同市牟礼町のイサム・ノグチ庭園美術館に到着した午後3時過ぎには雨が上がり、五剣山やイサム作品が陽光に照らし出された。

 和泉正敏イサム・ノグチ日本財団理事長の案内で、庭園の作品群や展示蔵、住居となったイサム家などを見学し、「石を切り出したり、磨いたりするのはどうやって行ったのですか」などと質問。「女性の手で砥石を使って磨いていた」との説明を受け、感心したようにうなずいていた。

 展示蔵では、スウェーデンで切り出した赤と黒の石をリング状に組み合わせた「真夜中の太陽」を前に「きれいな石があるのですね」と立ち止まり、角度を変えながら鑑賞していた。

 和泉理事長は「世界の人が仲良くなるために彫刻家になったというイサム・ノグチの生い立ちに関心を寄せられ、優しいお人柄を感じた」と話していた。