2019年に開催する瀬戸内国際芸術祭に作品の応募を予定している作家らを対象にした現地見学会が11日、本島(丸亀市)や高見島(多度津町)などで行われた。参加者は各島の文化や雰囲気の違いを感じながら散策し、作品へのイメージを膨らませていた。

 見学会は島を実際に歩くことで作品づくりの参考にしてもらおうと、同芸術祭実行委が企画。この日はシンガポールやオランダなど海外からの参加者を含む14人が高見島や本島、沙弥島(坂出市)、女木島(高松市)を訪問した。

 このうち本島では、丸亀市の職員の案内で大鳥居のある木烏(こがらす)神社や国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている笠島地区などを散策。寺社造営や町並み作りで活躍した「塩飽大工」の技が随所に光る町屋に見入り、本島の歴史や独特の文化に理解を深めていた。

 動く立体作品を制作しているという藤原正和さん(46)=京都市=は「建築物が好きで、本島のクランクのある町並みが面白かった」と話していた。

 見学会は12日まで2日間の日程で、12日は小豆島や豊島、男木島を訪問。18、19日にも行われる。