高松市庵治町の大島で28日、交流イベント「大島あおぞら市」が開かれた。豊島や小豆島、本島などから島民ら26人が訪問し、国立ハンセン病療養所・大島青松園の入所者と交流。それぞれの島の暮らしぶりや島おこしの取り組みを紹介し合い、親交を深めた。

 2019年に開かれる瀬戸内国際芸術祭に向けては、会場となる島の住民同士が交流する機会を設けることで、他の島の取り組みを参考にしてもらう「島間交流」を重点施策に盛り込んでいる。第1弾となる今回は、小豆島、豊島、本島、瀬居島のほか、岡山県玉野市の宇野港周辺の住民や各市町の担当者が参加した。

 参加者はこえび隊の案内で、亡くなった元患者の遺骨が納められた納骨堂やかつて使われていた解剖台などを見学。大島青松園入所者自治会副会長の野村宏さん(81)ら入所者3人との交流会もあり、参加者が大島での生活について質問したり、各地域で行われている観光ガイドなどの取り組みや島の魅力などを紹介した。

 豊島から参加した植松武義さん(77)は「野菜作りなど大島青松園の入所者の方の暮らしがよく分かった」と話していた。

 大島あおぞら市ではアーティストで絵本作家の田島征三さんによるライブペイントと女優の原田美枝子さんによる朗読もあった。