瀬戸内国際芸術祭2016に出演して好評を博した和楽器隊「切腹ピストルズ」が19日、同芸術祭の会場などに"出没"して演奏を繰り広げるイベントがあり、力強い音を響かせての練り歩きなど迫力満点のパフォーマンスで集まった見物客を盛り上げた。

 イベントは、瀬戸芸会場となった島々などへの誘客を図り、継続公開の作品や地域の魅力を体感してもらう「ART SETOUCHI 2017」(同芸術祭実行委主催)の一環。「切腹ピストルズ『縦横無尽』」と題し、メンバー約15人が船で瀬戸内を駆け巡り、パワフルな演奏を披露した。

 このうち三豊市詫間町の粟島では、午前10時ごろにメンバーを乗せた船が港に到着。野良着姿の男たちが太鼓や三味線、鉦(かね)、篠笛(しのぶえ)などを手に登場すると早々に演奏が始まり、待ち受けていた人々からは拍手や歓声が沸き起こった。

 続いて、一団は島内に滞在中の作家が制作活動を行う「日々の笑(しょう)学校」(旧粟島中学校)までの約350メートルで練り歩きを開始。メンバーの回りには次々に人だかりができ、観客は体を揺らしてリズムを取ったり、カメラやスマートフォンで撮影したりしながら、島の風光明媚(めいび)な景色と演奏の融合を楽しんでいた。

 このあと、一団は多度津港(多度津町)や本島(丸亀市)、瀬居島(坂出市)、高松港(高松市)などを次々と訪問。力強い音色で観客を沸かせた。