浜田知事は10日、2019年開催予定の次回の瀬戸内国際芸術祭について、春・夏・秋の3会期制を継続する意向を示した上で、春会期は従来より1カ月程度遅い4月下旬の開幕を検討していることを明らかにした。ゴールデンウイークに重なることになり、知事は「来場者が訪れやすい時期となるよう調整したい」と述べた。会場は前回をおおむね踏襲する方針。

 同日開かれた6月定例県議会で西川昭吾氏(自民県政会・坂出)の一般質問に答えた。

 同芸術祭は10年に初開催して以降、3年ごとに開いている。第2回の13年からは春・夏・秋の3会期制を採用し、昨年の第3回は3月20日に開幕。香川の11島に犬島(岡山市)を加えた12島と高松港周辺などが会場になり、11月6日までの3会期(108日間)で計104万人が来場した。

 知事は会期や会場について「次回もおおむね踏襲したい」と語り、会期に関しては春を4月下旬から1カ月間程度、夏は7月中旬から、秋は9月末ごろからそれぞれ38日間程度とした。

 内容ではアート作品に加え、前回実施した「アジアとの交流」「食プロジェクト」「地域文化の発信」などを発展させる考え。具体的には地域に伝わる産品に焦点を当ててアートを介して世界に発信するほか、島々の交流や来場者の充実した滞在をサポートする人材の育成などにも取り組む。

 知事はこれらの方向性を基本計画案にまとめ、8月にある同芸術祭実行委総会に諮る方針も示した。