瀬戸内国際芸術祭実行委員会(会長・浜田知事)は31日、高松市内で総会を開き、2019年に第4回芸術祭を開催することを正式に決めた。過去3回の成果や課題を踏まえ、瀬戸内の島々の活性化、地域全体の一層の発展につなげる。

 総会には、関係市町や経済界などから委員44人が出席。次回開催議案のほか、16年度の収支決算案や17年度の事業計画案などを承認した。

 知事は総会後、次回開催について「原点に戻り、地域の活性化、島々に元気が出る、いろいろな人に共感してもらえる芸術祭に進化させたい」と意欲を示した。総合ディレクターの北川フラム氏は「第3回では来場者の滞留時間が延びた。もっとゆっくり鑑賞してもらえる仕掛けを考えたい」と述べた。

 昨年の第3回芸術祭開催費の決算見込みによると、14~16年度の3年間で約12億3500万円を支出。剰余金は1億6500万円となり、次回の経費や継続展示作品の管理費などに充当する。

 17年度は次回に向け、開催コンセプトや会期、会場などを盛り込んだ基本計画を策定し、作家の選定や作品の公募などの準備を進める。また、第3回芸術祭の作品の一部(計132点)を継続展示するほか、作品や作家らと地域の祭りや行事などを連動させたイベントを展開する「ART SETOUCHI」の活動にも引き続き取り組む。