県は29日、「瀬戸内国際芸術祭2016」の実行委が行った来場者アンケートの結果を公表した。来場者が瀬戸芸会場以外の観光地を訪れた割合は、2013年の前回から23.9ポイント増の51.2%に上ったほか、2泊以上の連泊をした人も50.5%(前回45.9%)となっており、県は「瀬戸芸作品と一緒に、県内各地の名所などをゆったり堪能してもらえたのでは」と分析している。

 同日開かれた11月定例県議会総務委員会(花崎光弘委員長)で、国分伸二文化芸術局長が報告した。

 来場者の滞在日数をみると、日帰り26・8%(前回25・8%)、1泊22・7%(同28・3%)となった一方、2泊25・6%(同27・6%)、3泊12・3%(同11・4%)、4泊以上12・6%(同6・9%)で、2泊以上の合計が前回から4・6ポイント伸びた。平均滞在日数は2・72日(同2・48日)、平均宿泊数は2・36泊(同2・00泊)。宿泊先は県内が9割超を占めた。リピーターは40・9%(同32・2%)だった。

 アンケートは春、夏、秋3会期(計108日間)のうち延べ47日間で実施。直島、豊島、女木島など各会場でフェリーを待つ来場者に用紙を渡し、下船港で回収。計1万5336人から回答を得た。回答者は女性67・2%、男性32・8%。年齢は20~40代で66・9%を占めた。居住地は県内30・9%、県外69・1%(海外13・4%含む)。

 このほか、15年11月に全面リニューアルし、5カ国語対応となった公式ホームページについて、国分局長は瀬戸芸会期終了(11月6日)までの間に、181カ国・地域から計約283万件のアクセスがあったことも報告した。また、山下昭史氏(自民・三豊)の次回開催に関する質問に対しては「今回の課題などを整理した上で、会場となった市町や島民、関係団体などから意見を聞きながら考えていきたい」と述べた。