「瀬戸内国際芸術祭2016」秋会期を盛り上げようと、丸亀市の本島実行委員会が16日、本島の木烏(こがらす)神社境内で音楽ライブ「海風フェス」を開催した。市指定文化財の芝居小屋「千歳座」を舞台にした手作りのイベントで、県内外のプロやアマ6組のアーティストがロックやフォークソングを奏でたほか、マジックなども繰り広げられ、アート鑑賞に訪れたグループや親子連れらを楽しませた。

 来島者のおもてなしを通じて島の活性化につなげようと、若手島民が中心となり、シンガー・ソングライターのmimikaさん=高松市出身=らを招いて初めて企画。会場の設営や舞台転換などをスタッフ約40人がかりで支えた。

 千歳座は1862(文久2)年に塩飽大工が建てた伝統ある芝居小屋。出演者は80年代の邦楽ロックや懐かしいエレキサウンドなどさまざまな時代の音楽を響かせ、会場も一体となって拍手を送った。地元の食材を提供するフードコートもあり、唐辛子「本鷹」を入れたピリッとしたチャーハン、タコを使った弁当、コロッケバーガーなどが人気を呼んでいた。

 港では、地元有志が「送り太鼓」を披露。フェリーが見えなくなるまで太鼓をたたいたり、旗を振ったりして来島者を見送った。総合ディレクターを務めた大石一夫さん(52)は「こんなイベントができるという島のバイタリティーをアピールしたかった。今後も年1回ぐらいのイベントができれば」と話していた。