「瀬戸内国際芸術祭2016」秋会期で、会場の一つとなる多度津町沖の高見島の屋外レストラン「海のテラス」でキックオフパーティーが開かれた。同島で作品を展開する京都精華大チームの作家をはじめ、島民や丸尾町長ら関係者約60人が集まり、3年ぶりの祭典へ機運を高めた。

 高台の古民家を改修した海のテラスは、瀬戸内海を一望できるオープンデッキなどでイタリア料理を提供する。建築家の野村正人さん=高松市=が制作を手掛け、前回の瀬戸芸に初参加した。今回はケータリング・シェフの中野誠司さん=同=が料理監修に当たる。地元主婦や大学生らもスタッフとして参加する。

 4日夜に行われたパーティーには、古民家のオーナーの中塚幹人さんも鹿児島から駆け付け、終始和やかな雰囲気で進行。野村さんは「北川フラムさんの『食もアートだ』という言葉を思い出す。地元の皆さんが協力してくれ大変助かっています」と語った。参加者は中野シェフの料理に舌鼓を打ちながら、琴の演奏や着物のショーを堪能し、秋会期の成功を誓った。

 海のテラスは11月6日までの会期中無休で、午前10時から午後4時までオープン。地元食材を使ったパスタセット(2種類、各1300円)などを楽しめる。2階では、作家山本基さんが塩を素材にしたインスタレーション「たゆたう庭」を展示する。