丸亀市浜町の市猪熊弦一郎現代美術館は2日、「瀬戸内国際芸術祭2016」秋会期(8日~11月6日)に合わせ、同市福島町の丸亀港と同美術館をつなぐ歩道沿いに、子どもたちが描いた道しるべを設置した。会場の本島への玄関口となる港と、出品作品の一つとなる同美術館をアートで結び、訪れる観光客らに楽しく歩いてもらう。

 道しるべは高さ1メートル、幅約15センチの木材と、約30センチ四方のプラスチック製段ボールを組み合わせた計45枚。9月に同美術館が開いたワークショップで親子連れら35人が、本島や丸亀をテーマに色とりどりのペンキで材料に描いた。

 デザインは海や船をはじめ、本島から見える瀬戸大橋、島に伝わる伝説の天狗などさまざま。絵だけでなく、「ようこそ丸亀」の文字で歓迎の気持ちを示したり、木材や布を貼って立体感をアピールしたり、それぞれの個性が表れている。

 設置されたのは、丸亀港と同美術館の西汐入川沿いを通るルート約650メートル。この日はワークショップの参加者15人が訪れ、許可を得た街灯や電柱など34カ所に針金で道しるべを固定する作業を行った。高松市の水野咲幸(さゆき)さん(6)は本島のイルカをピンク色で生き生きと描いた道しるべを制作。芸術祭とともに「みんなに見に来てもらいたい」と期待していた。