香川、岡山の島々などを現代アートで彩る「瀬戸内国際芸術祭2016」(同実行委主催)の夏会期が18日始まる。開幕に先立って16、17の両日、小豆島などでプレスツアーを行い、国内外の報道関係者らに新作を公開した。香川県高松市の栗林公園では前夜祭を開き、3年ぶり3度目となる夏の祭典のオープンに向けて機運を盛り上げた。

 今回の芸術祭は「食」と「アジア」を重点テーマに春、夏、秋の3期に分けて開催する。夏会期は18日から9月4日までの49日間で、直島や女木島など7島と高松港、宇野港周辺を会場に、新作17点を含む作品148点を展示。演劇などのイベントも繰り広げる。

 17日にあった前夜祭には浜田知事や瀬戸芸総合プロデューサーの福武総一郎さん、総合ディレクターの北川フラムさん、タイの文化大臣ら約50人が出席。野外演劇と、香川の食材を生かした料理を楽しむ「讃岐の晩餐(さん)会」を堪能した。

 野外演劇に出演した四国学院大4年の田中良季さん(22)は「お客さんの反応がとても良く、一体感を味わえた。こういう形で瀬戸芸に関わることができてうれしい」と笑顔で話した。

 高松シンボルタワーデックスガレリア周辺では同日、タイの伝統工芸品などを紹介する「瀬戸内アジア村」の設営が夜遅くまで続いた。

 会期初日は午前10時半から瀬戸内アジア村の開村式を実施。直島や豊島などでは参加作家らによるイベントがある。