春会期を終えた「瀬戸内国際芸術祭2016」の来場者のうち、過去の瀬戸芸にも訪れたリピーターが全体の約4割を占めることが23日、芸術祭実行委(会長・浜田恵造香川県知事)のまとめで分かった。同実行委では「瀬戸芸の根強いファンが増えていると実感している。この流れが途切れることなく、香川に住んでみようという人が増えれば非常にありがたい」としている。

 同日、香川県高松市内で実行委の総会が開かれ、アンケートの結果として発表した。

 アンケートは春会期中の3月26日から4月10日までの16日間、各会場で来場者が用紙に書き込む形式で実施。5014人から回答を得た。

 それによると、過去の芸術祭に訪れたことがあると答えた人が全体の39・9%で、前回(13年)同時期の33・8%から6・1ポイント増加。現代アートを鑑賞するだけでなく、島人との触れ合いや作家と共に作り上げるワークショップなどの参加型企画も人気を支えているとみられる。

 また、インバウンド(訪日外国人客)が好調な現状も背景にあり、海外からの来場者は前回から10・4ポイント増の12・6%。内訳は、高松との定期航路が就航している台湾が39・3%でトップで、香港、中国、米国、英国と続いた。

 全体の年代別では20代が23・1%で最も多く、30代22・9%、40代18・1%となっている。男女比は3対7でほぼ前回と同率で女性が多かった。

 夏会期は海の日の7月18日に開幕。豊島や女木島などで新たな作品が展開されるほか、高松港にはアジア各国の伝統工芸や食が集う「瀬戸内アジア村」が登場する。演劇や野外公演などのパフォーマンスも各地で多彩に繰り広げられる。