2013年の瀬戸内国際芸術祭を機に再開し、仮設校舎で授業を続けてきた高松市男木島の男木小中学校(臼井隆校長)で8日、新校舎の落成式が行われた。新小学1年生2人を含む8人の児童生徒が、新しくなった学びやでの学校生活に期待を膨らませた。

 男木島では瀬戸内国際芸術祭を契機に、子どもがいる島出身の家族がUターンを決め、過疎化により休校していた小中学校が14年4月に再開した。校舎が老朽化していたため新築工事にも着手し、約2年間、仮設校舎を利用してきた。

 新しい校舎は鉄骨2階建てで、温かみのある木目調の教室を整備した。改修工事を行った旧校舎の一部を北棟とし、5月2日から北棟の一部を保育所として活用する。延べ床面積は約870平方メートル。総事業費は約7億1千万円。

 式には、児童生徒や大西市長、地域住民ら約50人が出席し、地域のシンボルの完成を祝った。児童生徒を代表し、中学3年の山下海人さん(14)が「真新しい匂いがする学校で勉強やスポーツに励み、地域の人とふれ合いながら、新しい歴史を築いていきたい」と抱負を語った。

 また、落成式を前に小中学校の入学式があり、小学校2人、中学校2人の新入生が新たな一歩を踏み出した。小学1年の山下勇人君(7)は「漢字の勉強を頑張りたい。体育の授業が楽しみ」と笑顔を見せた。