香川県三豊市の市民団体「みとよ100年観光会議」は、「瀬戸内国際芸術祭2016」秋会期の会場となる市内の粟島、樹齢1200年超の大楠(おおくす)がある志々島の魅力をPRする二つのポスターを作成した。写真にメッセージを織り交ぜ、躍動感や包容力などそれぞれの島の個性を表現している。県内外の約800カ所に配布し、来島を呼び掛ける。

 ポスターの制作は、市内有数の観光スポットを周知するのが目的。同会議のメンバーとデザイナーの小林挙さん(40)=同市詫間町=がデザインを考案した。

 粟島のポスターは、かつて国立の海員学校があり、多くの船員を輩出した歴史にちなんで、船舶間の通信に利用される国際信号旗を大写しし、「ようこそ」とメッセージを送っている。信号旗は昨年の市の芸術家村事業招へい作家、松田唯さんと同会議のメンバーらが染め上げ、写真は360度の大パノラマが楽しめる城山で撮影した。志々島は「おかえり 祈りの島へ」と呼び掛け、大楠の幹にそっと触れる女性の写真が木の包容力や神秘性、スケール感を伝えている。

 同会議の真鍋貴臣会長は「瀬戸芸の好機を生かし、個別の魅力を持つ二つの島を多くの人たちに訪れてほしい」と話している。

 ポスターはB1判とB2判を作成し、県内外の観光協会や道の駅、美術館などに配布する。ゴールデンウイークに合わせ、4月29日~5月5日は四国内のJR58駅に掲示する。