小豆島が会場になっている「瀬戸内国際芸術祭2016」に合わせ、小豆島観光協会は5日、島内に展示されている出品作品や周辺情報に理解を深めるアートガイド研修を開いた。観光事業者の従業員やボランティアガイドら42人が作品を巡り、コンセプトや制作の経緯を学ぶとともに、トイレや駐車場の場所などを現地で確かめた。

 島を挙げて観光客をもてなす体制づくりの一環。池田港を出発し、草壁港、坂手、田浦など島東部の作品を巡るコースで行った。

 古いしょうゆ蔵が立ち並ぶ「醤(ひしお)の郷(さと)」エリアでは、しょうゆの香りが漂う路地を散策。前回の芸術祭で作品として設置された公衆トイレ「おおきな曲面のある小屋」、オリーブ畑の中に立つ立体作品「オリーブのリーゼント」、地区内外の交流拠点として利用されている木造の建物「Umaki camp」などに立ち寄り、小豆島町の担当者や作品の管理に携わる地元住民らの話に耳を傾けた。

 参加者は「実際に来てみて説明を受けると頭に入ってくる」「移動の途中にある景色のいい場所も紹介したい」などと感想を話し、今後の業務や活動の参考にしていた。

 研修は3月29日に土庄町や三都半島など島西部のコースでも行われ、35人が参加した。