香川県三豊市詫間町の粟島に若手芸術家が滞在し、創作活動に励む芸術家村事業(市主催)の入村式が1日、旧粟島中学校であった。今年迎えるのは2人の女性作家で、島民らから温かい歓迎を受けた。2人は6月末までの間に、同島が会場の一つとなる「瀬戸内国際芸術祭2016」秋会期に出展する作品を仕上げる。

 同事業は芸術家との交流を通じ、地域活性化を図るのが狙い。7年目となる今年は青木春菜さん(28)=仙台市出身=と八田綾子さん(29)=横浜市出身=を招へいした。

 アトリエとなる同中学校は2014年から、校長を務めているアーティスト・日比野克彦さんの名を冠して「日比野笑(しょう)学校」としてきたが、島の人たちが毎日笑えるようにと、「日々の笑学校」に変更した。

 日比野校長は「この秋は瀬戸芸でまた島が大いに盛り上がる。若い2人をよろしくお願いします」とあいさつした。

 張り子の面づくりに挑戦する方針の青木さんは「風景や匂いも楽しみ。島の人の愛着あるものに表情をつけたい」と抱負。ガラスの立体作品が専門の八田さんは「普段から水や海に着想を得ている。海に囲まれたこの島で、昔と今を重ねたい」と意欲を語った。

 期間中はワークショップなども行われる。