20日に開幕する瀬戸内国際芸術祭2016で、香川県坂出市の沙弥島会場に出展する作品の設置ワークショップと、別の作品の完成除幕式が13日、旧沙弥小・中学校で行われた。二つの作品はともに神戸芸術工科大と市内の子どもたちとの共同制作。この日、親子連れら約50人が集まり、一足早く瀬戸芸気分を味わった。

 ワークショップの作品は、同大教授のかわいひろゆきさんの「ハレの日、金時への道」。14トンの塩の上に、金時ニンジンのピクルスの瓶約400個を並べる。子どもたちは塩が敷き詰められた教室に入ると、「雪みたい」「冷たくて気持ちいい」と歓声を上げ、塩に穴を掘るなどしながら大小のピクルスの瓶などを置いていった。

 一方、除幕式を行ったのは、同大助教の中山玲佳さんによる巨大壁画「Las Islas―しま・しま―」(縦3・6メートル、横10・8メートル)で、子どもたちがさまざまな想像上の島を描き込んでいる。校舎の壁に掲げた壁画が除幕されると、子どもたちは絵の中の島を指さしながら、満面に笑みを浮かべた。

 加茂小6年の松本紗那さん(12)は「ワークショップはすごく楽しかった。壁画は自分の描いた絵もあって、きれいに仕上がっていてうれしかった」と声を弾ませた。