瀬戸内国際芸術祭2016秋会期の会場の一つになる高見島(香川県多度津町)で、古民家を改修した屋外レストラン「海のテラス」を継続出店する建築家の野村正人さん(65)=高松市=のグループが13日、来店者に提供するジャガイモなどの植え付け作業を港近くの畑で行った。

 前回の芸術祭から会場となった高見島の海のテラスは、急坂を上った高台にある古民家の庭や納屋などを活用して整備。瀬戸内海を一望できる白いオープンデッキなどでイタリア料理を提供し、人気を集めた。野村さんは今回の芸術祭のテーマ「食」を踏まえ、島でとれた食材を味わってもらおうと、今秋に向けて準備を進めている。

 この日の作業には約10人が参加。島の協力者の浦田サカヱさん(88)に教わりながら、ジャガイモとニンジンを植え付けた。

 提供する料理は、ケータリングシェフの中野誠司さん=高松市=が指導し、会期中は東京の料理人が住み込みで対応。香川短大の学生らが運営などをサポートする。

 7月から5回程度、スタッフと料理教室を開き、メニューなどを決める。野村さんは「瀬戸内海と高見島の素晴らしい景色をさらに楽しめるよう、工夫しているところ。島の食材を生かした料理とともに楽しんでほしい」と話している。