主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に先立ち4月に高松市で開かれる情報通信相会合を前に、国内駐在の海外メディアを招いたプレスツアーが5日、小豆島と豊島で行われた。開幕が2週間後に迫る瀬戸内国際芸術祭に向けて作品制作が進む現場を視察したほか、住民の手で受け継がれている伝統芸能などを取材し、島の魅力を肌で感じた。

 同会合推進協議会(会長・浜田知事)が教育相会合の開催地の岡山県倉敷市と共同で、5、6日の1泊2日で実施。中国、香港、フランス、台湾、米国の5カ国・地域の新聞や放送などの記者13人が参加した。

 小豆島町中山地区では、約5千本の竹で作る作品「オリーブの夢」を同芸術祭に出品する台湾のアーティスト王文志(ワンウェンチー)さんを取材。また、土庄町の肥土山農村歌舞伎保存会の佐々木育夫会長の案内で舞台装置などを見学し、「後継者を育てる取り組みは」などと積極的に質問していた。

 情報通信技術(ICT)を活用した離島振興策では、お年寄りがテレビ電話で健康相談を受けられる小豆島町の「オリーブヘルスケアシステム」について理解を深めた。一行は小豆島の視察終了後に豊島に渡り、夜は民泊を体験した。

 フランスの新聞記者フルリ・ジョアンさん(32)は「山と海が一度に味わえる景色が気に入った。雰囲気が出身地のプロバンスに似ている。フランスの人にも薦めたい」と話した。