3月20日開幕の「瀬戸内国際芸術祭2016」で、香川県坂出市の沙弥島会場の来場者を抹茶でもてなす「坂出親子おてつ隊」は31日、同市西庄町の西庄コミュニティプラザで、接待時に大人が着用する草木染のショール作りに取り組んだ。同隊のメンバー約100人は本番を待ち遠しそうにしながら、あかね色と藍色の計110枚を染め上げた。

 沙弥島は万葉集の代表的な歌人・柿本人麻呂ゆかりの地。万葉の時代には、ショールに似た細長い薄布「領巾(ひれ)」が使われていたとされることから、ショールを草木染して当時の雰囲気を再現しようと初めて取り組んだ。

 ワークショップは丸亀市の染色家、寺井祐子さんが指導。藍染めでは模様付けのためビー玉や割り箸、輪ゴムで絹を縛り、染液に浸すなどして発色させた後、すすぎ洗いをしっかりして日陰干しした。

 林田小5年の猪熊羽衣さん(11)は「模様を付けるのは楽しかったし、うまくできた。いろんな柄があってきれい」と話していた。

 抹茶の接待は春会期中の日曜日と祝日の計6回。子どもたちは万葉風の衣装を着て来場者をもてなす。