3月20日開幕の「瀬戸内国際芸術祭2016」に向け、香川県坂出市の沙弥島会場を盛り上げようと、市内の親子連れらでつくる「坂出親子おてつ隊(お手伝い)」が再結成された。4月17日までの春会期中、来場者に抹茶を振る舞うという。メンバーは10日、同市寿町の市勤労福祉センターでおもてなし用の茶器を作るワークショップを開き、本番に向けて準備を整えた。

 抹茶を振る舞う取り組みは、讃岐のお接待文化を広く伝え、来場者を温かく迎えようと前回の芸術祭に続く試み。ワークショップには、新メンバーを中心に約110人が参加し、地元の美術作家・井本英樹さんが指導した。

 メンバーは、直径約15センチの器型の石こうの外側に粘土を付けて茶器を成形。竹串やスタンプなどでハートマークや花を描いたり、名前を書いたりと思い思いにデザインを施し、茶器約60個とともに花瓶7個を制作した。後日、うわぐすりをかけ、焼成を行う。

 坂出東部小4年の三木愛華さん(10)は「模様を描くのが難しかったけど、うまくできた。出来上がりが楽しみ」と笑顔で話していた。接待は会期中の日曜日と祝日の計6回、沙弥島のナカンダ浜で行う予定。