瀬戸内国際芸術祭2016の開幕まで5カ月となった21日、同実行委員会(会長・浜田知事)は東京都内のホールで報道・旅行代理店関係者らを対象とした企画発表会を開いた。177組の作家・プロジェクトから構成するプログラムを説明したほか、重点的に取り組む「食プロジェクト」の概要発表ではレセプション形式で県産食材を紹介。約300人の出席者は3回目を迎える芸術祭への期待感を高めた。

 都内での企画発表は、芸術祭を国内外に発信して機運を醸成するとともに、幅広い層からの誘客を図るのが目的。知事は「芸術を通じて地域を再生すると人が集まり、地域の人々と化学反応が起こって交流が深まる。そんな輪をさらに広げたい」と意欲的に語った。

 主なプロジェクトは、北川フラム同芸術祭総合ディレクターが映像を用いながら紹介。高松港周辺で展開する「瀬戸内アジア村」にも触れ、アジア地域との連携をアピールした。このほか、和太鼓グループとオーストラリアのパフォーマンスグループによる巨大な人形劇の“競演”もあり、開幕ムードを盛り上げた。

 食プロジェクトのレセプションでは、オリーブハマチやカンカン寿司(ずし)など10品目の食材と地酒などが振る舞われた。

 同芸術祭は来年3月20日から11月6日まで、春・夏・秋の3会期の計108日間にわたり、前回開催と同様の12の島と高松、宇野港周辺で開く。

(東京支社)