持続可能な優れた観光振興に取り組む国内外の団体を顕彰する「第1回ジャパン・ツーリズム・アワード」の表彰式が24日、東京都内であった。席上、各部門の受賞者の中から最も優れた団体の選出が行われ、地域マネジメント部門で部門優秀賞に選ばれていた瀬戸内国際芸術祭実行委員会が大賞に輝いた。会長の浜田知事は「受賞を励みに、地域再生として観光振興にさらに取り組みたい」と意欲を示した。

 同アワードは観光立国の実現に向けた取り組みを国内外に発信する世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2015」(9月24~27日・東京)の一環。大賞は既に発表されている「国内・訪日」と「海外」の2領域計8部門の部門優秀賞の中から最も優れた団体に贈られる。瀬戸内の島々の魅力をアートという切り口で発信する同実行委は、持続性、発展性が今後も期待でき、地域への経済効果も大きい点などが評価された。

 ツーリズムEXPOジャパン組織委員会の山口範雄委員長から表彰状を受け取った浜田知事は、第3回瀬戸芸が来年3月に始まることを紹介した上で「次回はアートに加え、食や国際的つながりにも重点を置く。外国人旅行者向けの広域観光周遊ルートに『せとうち・海の道』が選ばれていることもあり、国内外から多くの観光客を迎えたい」と述べた。

 瀬戸芸は3年に1度開いており、実行委の発表では10年に行った初回の総来場者数は約93万8千人。13年の第2回は香川、岡山の計12の島を舞台に行い、延べ約107万人が訪れた。

ジャパン・ツーリズム・アワード
 日本観光振興協会や日本旅行業協会などでつくる組織委員会が企画。ツーリズム業界の発展に貢献した国内外の組織などを表彰する。先駆性、持続性、発展性、社会性が評価ポイントとなる。審査員は大学教授や企業代表者ら各分野の有識者で構成。表彰対象は「国内・訪日」「海外」「国際」の3領域とし、第1回となる本年度は計133件の応募があった。