アートによるまちおこしを目指し、多度津町は14日、京都精華大(竹宮恵子学長)と「芸術・文化の連携・協力に関する協定」を締結した。同大は2016年の瀬戸内国際芸術祭で前回に続き、同町の高見島に作品を出展することが決定しており、瀬戸芸の期間以外にもさまざまな協働事業を実施し、町の活性化や離島振興につなげる。

 同大は、前回の瀬戸芸で学生ら延べ30人余りが高見島を訪れ、12のプロジェクトを展開。特産の除虫菊を取り入れた作品や、約3千枚の黄色い旗を使ったインスタレーションなどが好評だった。

 調印式が同日、多度津町役場であり、丸尾町長と竹宮学長が協定書にサインした。丸尾町長は「教授と学生が島の歴史や風土をうまく活用した作品を作ってくれ、島民もすごく喜んだ。瀬戸芸だけでなく、長い付き合いを通して、町の発展につなげたい」と語り、取り組みの例として町内での作品展や出前講座、古民家の再生などを挙げた。

 竹宮学長は「地域とつながりを深め、社会的に活動できる芸術家や学生を育てていく。この取り組みを教学と関連した試みとして定着させたい」と述べた。