瀬戸内国際芸術祭実行委員会(会長・浜田知事)は12日、来年3月に開幕する第3回芸術祭の出展作家・プロジェクトや公式ポスターを発表。併せて、食が楽しめる「瀬戸内アジア村」を高松港に設けるなど食文化の発信や国際化の促進といった今年1月に示した重点テーマをあらためて報告するとともに、2020年開催の東京オリンピックを見据えた作品構成とすることを明らかにした。

 同日、高松市内で開かれたキックオフイベントで公表した。

 発表されたのは55の出展作家・プロジェクト。このうち、豊島ではベネチア・ビエンナーレ国際美術展に参加するなど国際的に活躍する塩田千春さんが前回公開した作品を素材を変えて再構築。女木島では、高松市出身の依田洋一朗さんが昭和期の映画館をほうふつとさせる斬新な作品を展開する。

 ポスターは10、13年開催の芸術祭ポスターに引き続き、グラフィックデザイナー、原研哉さんのデザインを採用。メーンビジュアルには写真家、上田義彦さんの作品を使い、4種類を制作した。

 キックオフイベントで北川フラム総合ディレクターは、「第3回は前回と同規模の展開となる」とした上で、第4回芸術祭が東京オリンピックの前年に予定されることに触れ「スポーツは東京が、文化は瀬戸内が中心となるような活動を続けたい」と強調。「長く後世に残るような作品を多くしたい」と述べた。

 瀬戸内国際芸術祭2016は、来年3月20日から11月6日まで春、夏、秋の3会期に分けて開催。前回と同様の12島と高松、宇野港周辺で開く。