2016年の第3回瀬戸内国際芸術祭が、昨年の第2回同様、香川、岡山両県の12の島などを会場に春・夏・秋の3期制で開かれることが8日、決まった。期間は16年3~11月の計108日間。前回は夏会期に開催した伊吹島(観音寺市)は「イリコ漁の最盛期を避けて芸術祭により関わりたい」との地元の意向を踏まえ、秋に変更する。

 同日、高松市内で開いた芸術祭実行委員会(会長・浜田知事)の総会で、会期や会場などを盛り込んだ基本計画を決定した。

 会場は、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、沙弥島、本島、高見島、粟島、伊吹島の県内11島と岡山市沖の犬島、高松と宇野両港周辺。会期は春が3月20日~4月17日の29日間、夏が7月18日~9月4日の49日間、秋が10月8日~11月6日の30日間とした。3会期合計で108日間は前回と同じ。

 中西讃の5島は、沙弥島が春に、本島、高見島、粟島、伊吹島が秋に開催する。他の7島と2港は全会期を通じて会場になる。

 基本計画では、第3回で特に力を入れる要素として、▽地域固有の食文化を発信する「食プロジェクト」の強化▽県内や瀬戸内の他地域との連携▽海外との交流による国際化の促進―の三つを挙げた。

 席上、参加作家の選考に当たって幅広く情報収集するとともに、選考の公平性を確保するため、新たな委員制度の創設を決めた。実行委が県内外の有識者数人を委嘱し、候補となる作家を推薦してもらう。

 実行委は今後、各島での取り組みを具体化した実施計画を、年内または年明けまでにまとめる方針。

 同芸術祭は、瀬戸内海の自然の中でアート作品を楽しんでもらい、地域活性化につなげようと、3年に1度開催。昨年3~11月に開催した前回は207作品を公開し、国内外から延べ約107万人が訪れた。