瀬戸内国際芸術祭実行委員会(会長・浜田知事)は25日、高松市内で総会を開き、2016年に第3回芸術祭を開催することを決めた。過去2回の成果や課題を踏まえ、官民が連携して現代アートを通じた島や地域の活性化を図る。

 総会には関係市町や経済界などから委員約50人が出席。浜田知事が「島の活力を取り戻す取り組みが目に見える形で現れ始めた。ぜひ16年に再び開催したい」と提案。賛同の声が相次ぎ、拍手で開催を決定した。知事は引き続き総合プロデューサーに福武総一郎氏、総合ディレクターに北川フラム氏を指名した。

 席上、昨年開催した第2回芸術祭の開催費の決算見込みが報告された。11~13年度の3年間で約10億500万円を支出。剰余金は約1億8700万円となり、次回の開催経費や継続展示作品の管理などに充てる。

 来年度は次回に向け、会期や会場などを盛り込んだ基本計画や実施計画を策定するほか、作家の選定や作品の公募などの準備を進めることを申し合わせた。

 知事は閉会後、次回の会場について「エリアを広げながら今の体制強化を図っていくのは難しいと思う。まずは足元を固める必要がある」と述べ、現状を維持した上で充実させるのが望ましいとの見解を示した。