浜田知事は17日、2016年に3回目の瀬戸内国際芸術祭を開催する意向を表明した。25日の実行委員会総会に諮問する。過去2回の盛況と評価を踏まえ、実行委の主な役員は現体制を維持し、会長の知事以下、総合プロデューサーに福武総一郎氏、総合ディレクターに北川フラム氏を起用する。また、実質的な事務局となる県の同祭推進室を「課」に格上げし専任の次長級職員を置き、計画段階から行政がより主体的に取り組めるよう改善する。同日の2月定例議会で、山下昭史氏(自民・三豊)の一般質問に答えた。

 昨年開催の第2回芸術祭をめぐっては、北川氏への権限集中や県の運営体制の不備について議会側から問題提起があった。2月には経済委員会や、議会と北川氏との意見交換会が開かれ、知事は運営に主体性を発揮できるよう県庁内の組織改革を行う考えを示していた。

 この日の一般質問で知事は、10、13年の芸術祭を通じて経済波及効果や県の知名度アップ、島の活性化などの成果があったとの考えを示し、「成果を今後につなげるため、長期的視点に立った継続的な取り組みが重要。今議会で予算案の議決をいただき、今月25日の実行委総会に次回開催を諮問したい。実行委の陣容は、引き続いて現体制で取り組みたい」と述べた。

 経済委員会の質疑などで浮上した諸課題への対応については、「県議会の議論を踏まえ、今後は関係者がお互い協力し、業務に取り組める連携協力体制を構築していく必要がある」と言及した。4月から県庁に常設の課を置き、県や市町担当職員の運営スキルを磨き、計画段階から主体的に取り組めるよう配慮する。